大阪府枚方市の鑑定評価

大阪府枚方市の不動産鑑定に精通した不動産鑑定士です。日本アプレイザルネットワーク株式会社は公益社団法人日本不動産鑑定士協会連合会の会員であり、大阪府枚方市をはじめ全国の最新の取引事例、賃貸事例を収集することが可能です。
弊社は、不動産鑑定士としての専門性とネットワークをベースに、大阪府枚方市をはじめ全国の不動産鑑定評価を得意としております。大阪府枚方市の不動産定評価でご相談があれば、日本アプレイザルネットワーク株式会社まで、お気軽にお問い合わせ頂ければ幸いです。

以下は、以前、大阪府枚方市の不動産鑑定評価を行ったときに地域要因の分析で記載した文章の一部です。

① 市区町村の概況
a.沿革
大阪府枚方市は大阪府の北東部に位置し、江戸時代には東海道枚方宿、淀川の中継港としてにぎわう。昭和22年8月に大阪府12番目の市として市制施行、昭和30年10月に津田町を編入し現在に至る。市域は東西12km、南北8.7km、面積65.08k㎡となっている。第二次大戦後、丘陵・台地部に大規模な住宅団地の開発に伴って人口が急増、大阪のベッドタウンとして発展した。反面、中小企業等の工業団地が立地し、産業都市としての側面も見られる。また、市の北中部、東部に6つの大学が立地する学研都市でもある。

b.人口の状態
大阪府枚方市の人口は、大阪府下で大阪市、堺市、東大阪市に次ぎ4番目に大きく、住宅都市として注目され始めたのは香里団地の入居が始まった昭和33年頃である。その後、急増した人口も昭和44年をピークに伸び悩み、平成16年4月末日から平成17年3月末日まで人口増減率は-0.12%(世帯数は+0.81%)である。昼間人口は夜間人口の83.4%(平成12年国勢調査)で、当市の住宅都市としての性格を示している。

c.交通施設の状態
京阪電鉄本線が市西部を南北に縦断し樟葉・牧野・御殿山・枚方市・枚方公園・光善寺の6駅、京阪電鉄交野線が市南部を東西に横断し、宮之阪・星ヶ丘・村野の3駅、JR片町線が市東部を南北に縦断し、長尾・藤坂・津田の3駅が存在している。京阪電鉄本線では枚方市駅から淀屋橋駅まで、特急で約22分である。
またこれらの鉄道網を補充すべく京阪バス・京阪宇治交通路線がほぼ全域を連絡している。

d.道路整備の状態
国道:南北に国道1号、東西に国道307号等が通じている。平成15年3月に市の東部で第二京阪道路が一部開通した。
府道:南北に京都守口線、東西に杉田口禁野線、枚方高槻線等が通じている。平成15年3月に枚方東部線が一部開通した。
道路舗装率は国道・府道が100%、市道が約96%である。

e.供給処理施設の状態
上水道:普及率は、ほぼ100%である。
下水道:人口普及率約87%、面積普及率約56%(枚方市役所下水道総務課)である。
都市ガス:大阪ガスが供給しており、取り付けメーター数は約16.3万個程度 (大阪ガス)である。

f.商業施設の状態
大阪府枚方市の中心的商業地域は枚方市駅付近で、枚方市駅構内の「京阪枚方ステーションモール」(京阪百貨店及び各種店舗)を中心に、南口に「近鉄百貨店」、北口には駅前デパートを含む商店街のほか「ビブレ」と「ビオルネ」があり、商業集積が高い。平成17年5月に駅前の「三越枚方店」が閉店した。
樟葉駅周辺では平成17年4月に「くずはモール」の本館と西館がリニューアルオープンした。これに合わせて駅前広場やバスロータリーも改修された。さらに同年夏頃には「くずはモールKIDS館」がオープンし、総営業面積は約5万㎡となった。
郊外においても、「万代高野道店」が平成17年5月に、「万代長尾西店」が同年12月にオープンした。

g.商圏及び顧客の状態
枚方市駅周辺及び樟葉駅周辺の商業集積が高い。特に枚方市駅周辺は交通・接近条件に優れるため、その商圏は近接の交野市・寝屋川市及び八幡市の一部も含み、その商圏人口は50万人を超えるものと思われる。

h.将来の動向・その他
大阪府枚方市はベッドタウンとしての性格を反映して、用途地域指定は住居系が81.0%、工業系が15.8%、商業系が3.2%となっている。
当市は、まちづくり将来ビジョンとして、すべての市民が安心して暮らせる「生活安心都市」、豊かな環境と豊かな心を育む「環境保全都市」、身辺に学び、成果を地域に生かす「生涯学習都市」のまちづくりを掲げている。また、都市基盤の整備では、市域を北部地域、南部地域等7つの地域に区分し、地域固有の資源や特徴を生かした地域別構想が策定されており、バランスのとれた基盤整備が期待される。
工業統計(平成15年12月末・経済産業省)では、製造業の従業者4人以上の事業所数が対前年比▲1.8%(380社)、従業者数が同▲3.8%(18,095人)と、事業所数のマイナス傾向が続いているが、製造品出荷額等総数は同+5.4%(約5,594億円)とプラスに転じている。
なお、近年の主な動きは次のとおり。
・ 京阪香里園駅東地区における市街地再開発事業の都市計画案を策定。寝屋川市の共同事業で、平成17年9月の都市計画を決定、平成21年の一部完成を目指している。
・ 枚方・交野・寝屋川・四条畷の4市の共同事業である東部大阪都市計画ごみ処理場(名称:北河内4市リサイクルプラザ、位置:寝屋川市大字打上地内、面積:4,800 ㎡)が、平成17年3月に都市計画決定された。


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