大阪府柏原市の鑑定評価

大阪府柏原市の不動産鑑定に精通した不動産鑑定士です。日本アプレイザルネットワーク株式会社は公益社団法人日本不動産鑑定士協会連合会の会員であり、大阪府柏原市をはじめ全国の最新の取引事例、賃貸事例を収集することが可能です。
弊社は、不動産鑑定士としての専門性とネットワークをベースに、大阪府柏原市をはじめ全国の不動産鑑定評価を得意としております。大阪府柏原市の不動産定評価でご相談があれば、日本アプレイザルネットワーク株式会社まで、お気軽にお問い合わせ頂ければ幸いです。

以下は、以前、大阪府柏原市の不動産鑑定評価を行ったときに地域要因の分析で記載した文章の一部です。

① 市区町村の概況
a.沿革
大阪府柏原市は大阪平野の南東部、大阪府と奈良県との府県境に位置する。市域の総面積は約25.39平方キロメートルで、その3分の2を山地が占め、中央部は大和川が流れている。大阪の都心とわずか20kmほどの距離にありながら、緑の山々と豊かな川の流れなど、多彩な自然環境を備えた府下でも有数の緑豊かな市となっている。市域の山麓にはブドウ畑が多く、夏から秋にかけてはブドウ狩りが盛んに行われており、このブドウからできたワインは、柏原地ワインとして知られている。かつては河内木綿が有名であり、ゆかた生地の生産が行われており、最盛期には全国シェアの約25%を占めていたが、現在は減少している。概して、安定的に推移している市町村の一つである。

b.人口の状態
人口は市制施行当初から平成9年まで年1~6%で増加したが、その後は△0.2%~△1.0%で微減している。近年の推移は下表の通りで、人口が微減、世帯数が微増である。

c.交通施設の状態
主な交通機関としては、市域北西部から東部に抜けるJR関西本線(通称大和路線、「橿原」・「高井田」・「河内堅上」の3駅)と、近鉄大阪線(「法善寺」・「堅下」・「安堂」・「河内国分」・「大阪教育大前」の5駅)があり、大阪都心と奈良とを結んでいる。その他に、近鉄道明寺線(JR柏原駅と連結する「柏原」と「柏原南口」の2駅)がJR関西本線と近鉄南大阪線との連結線として運行されている。それぞれの駅に乗降客は、およそ横這いで推移しているが、市の玄関口として機能している駅は、柏原駅及び河内国分駅であり、次いで高井田駅となっている。

d.道路整備の状態
大阪府柏原市内には、高速道路として、西名阪自動車道(柏原IC)が存するほか、国道25号・165号・170号(大阪外環状線)をはじめ、府道堺大和高田線・本堂高井田線・柏原停車場線等の幹線道路とこれを補完する市道で構成されている。国・府道の総延長は約27,621m、市道延長は約194,031mで、道路面積1,134,570平方メートルとなっており、そのうち96.2%は舗装済(平成22年3月末)である。

e.供給処理施設の状態
上水道については、給水人口74,972人、普及率は99.8%(平成23年3月末)となっている。
下水道については、柏原市の人口73,926人に対し、処理能力人口58,758人となっており、普及率は79.5%(平成23年3月末)となっている。
都市ガスについては大阪ガスが供給しており、需要戸数は家庭用が23,490戸、その他が895戸で総数24,958戸(平成23年3月末)となっている。

f.商業施設の状態
大阪府柏原市の中心的な商業施設としては、南部では近鉄河内国分駅の近辺に存する大規模商業施設「ジョイフル国分」「シャンベルコート」があげられ、地域住民の日常的な買い物の場となっている。一方、北部のJR柏原駅周辺は、オガタ通り商店街、駅前今町通商店街、駅前大正通商店街等の商店街を中心に商業・業務地が展開されているが衰退傾向にある。近年、駅西口において「柏原駅西口地区第二種市街地再開発事業」が施行され、平成19年7月には、再開発ビル「アゼリア柏原」が竣工した。当ビルには「サンプラザ柏原店」その他銀行や調剤薬局、カフェ、FMサテライトスタジオ等が入居しており、新たな商業の中心になることが期待されている。また、平成22年8月に閉店したダイエー柏原店跡地に食品スーパー「ヤオヒコ柏原店」が今夏オープン予定である。

g.商圏及び顧客の状態
大阪府柏原市の商圏は、他市からの顧客を吸収するほどのものでなく、地元に限定されたものとなっており、日用品、食糧品等の販売が中心となっている。高級品・服飾品等については、大阪市や八尾市等への顧客の流出が認められる。また、隣接する八尾市等の幹線道路沿いの大型商業施設への顧客の移動も見られる。平成18年12月、近鉄八尾駅前に大規模ショッピングモール「アリオ八尾」が開店し、その影響を市域全体で受けている事は否定できない。

h.将来の動向・その他
柏原駅西口においては、記述の市街地再開発事業に伴い、再開発ビルのほか、駅前の道路についても、上市今町線、太平寺上市線、駅前広場、歩行者用デッキ等の整備が完了している。また、現在施行中の主な事業としては、(仮)歴史の丘公園整備事業、田辺旭ヶ丘線整備事業、市道畑信貴線道路拡幅事業、大和川親水公園整備事業等がある。なお、平成23年度を初年度とする「第4次柏原市総合計画」が策定され、「市民が活きいきとしたにぎわいにあふれているまち 柏原」の実現に向け、市民を中心に「産・学・官」の協働によるまちづくり推進の準備が進められている。


大阪府柏原市の不動産鑑定評価については、弊社までお気軽にご連絡下さい。

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