大阪府堺市の鑑定評価

大阪府堺市の不動産鑑定に精通した不動産鑑定士です。日本アプレイザルネットワーク株式会社は公益社団法人日本不動産鑑定士協会連合会の会員であり、大阪府堺市をはじめ全国の最新の取引事例、賃貸事例を収集することが可能です。
弊社は、不動産鑑定士としての専門性とネットワークをベースに、大阪府堺市をはじめ全国の不動産鑑定評価を得意としております。大阪府堺市の不動産定評価でご相談があれば、日本アプレイザルネットワーク株式会社まで、お気軽にお問い合わせ頂ければ幸いです。

以下は、以前、大阪府堺市(堺区)の不動産鑑定評価を行ったときに地域要因の分析で記載した文章の一部です。

① 市区町村の概況
a. 沿革
大阪府堺市は、中世以来「自治都市・自由貿易都市」として近世まで繁栄を続けた。現在は、主として大阪のベットタウンとして発展している。明治22年4月1日の市制施行以来、昭和37年4月1日の登美丘町の編入まで、13次にわたって隣接する21町村を編入し、さらに平成17年2月には美原町と合併、現在の市域となった。また平成8年4月1日より中核市へ、平成18年4月1日より政令指定都市へ移行している。このような堺市内にあって、堺区は上述の「自治都市・自由貿易都市」として発展してきた堺の中心的エリアに位置し、明治22年の堺市発足時の市域を中心に構成された古い歴史を有する区域であり、現在も堺市の行政、商業の中心である。区域は最大部で南北約5.9km、東西約8.6kmであり、区域の総面積は23.69k㎡である。

b. 人口の状態
堺区の前身である堺支所が置かれた平成4年4月1日当時の人口は155,584人(58,869世帯)であったが、その後人口は減少し、世帯数は増えている。当区の住宅地域は古くからの小規模住宅が多いことから地域の衰退、居住者の高齢化が原因と考えられる。

c. 交通施設の状態
大阪府堺市の主要交通機関は、大阪と和歌山を結ぶ南海本線、高野線及びJR阪和線が区内を南北に貫通している。このほか路面電車である阪堺電軌阪堺線が区内を南北に貫通している。主要駅としては、南海高野線「堺東」、南海本線「堺」、JR阪和線「堺市」・「三国ヶ丘」の各駅がある。なお、東西鉄軌道構想(臨海部~堺~堺市を次世代型路面電車でつなぐ)と地下鉄四つ橋線の延伸予定先の乗換駅として南海堺駅地区の整備計画もある。

d. 道路整備の状態
区内を貫通する主要道路は、国道26号線、府道大阪臨海線・和泉泉南線・堺大和高田線等が、有料道路としては阪神高速湾岸線・堺線が縦横に走り、区内から周辺地域への道路交通の便は良好である。

e. 供給処理施設の状態
当区域内の上水道の普及率は100%であり、下水道は実処理区域面積1,580ha、普及率は99.9%である。ガスは大阪ガスが供給しており、需要家数は79,020である。

f. 商業施設の状態
堺区の年間販売額(卸売業、小売業合計)が約7,114億円であり、堺市全体の年間販売額の約41.2%を占めており、当区に当市の主要な商業地が集積されている。代表的な商業施設としては堺東駅前の高島屋、堺駅前のプラット・プラット、イトーヨーカドーがある。

g. 商圏及び顧客の状態
当区の商圏は当市内及び高石市の北部を含む地域である。しかし、区内の商業地は全般的に買回り品やレジャー的要素のある買物場所としての機能が不足しており、また各々の商業地に求められる個性的な魅力が乏しく、郊外型大規模商業施設や他市の商業資本による商圏侵食が考えられる。

h. 将来の動向・その他
堺市では平成8年4月に中核市へと移行、平成17年2月に美原町を合併、さらに、平成18年4月に政令指定都市への移行を完了した。堺区内では、臨海部における「職・住・遊・学」の複合機能都市としての臨海新都心の形成、旧堺港周辺地区整備事業の推進、都心地区再開発事業として南海堺東駅周辺の市街地再開発事業の推進など、政令指定都市にふさわしい都市整備が進められようとしている。


大阪府堺市の不動産鑑定評価については、弊社までお気軽にご連絡下さい。

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