大阪府吹田市の鑑定評価

大阪府吹田市の不動産鑑定に精通した不動産鑑定士です。日本アプレイザルネットワーク株式会社は公益社団法人日本不動産鑑定士協会連合会の会員であり、大阪府吹田市をはじめ全国の最新の取引事例、賃貸事例を収集することが可能です。
弊社は、不動産鑑定士としての専門性とネットワークをベースに、大阪府吹田市をはじめ全国の不動産鑑定評価を得意としております。大阪府吹田市の不動産定評価でご相談があれば、日本アプレイザルネットワーク株式会社まで、お気軽にお問い合わせ頂ければ幸いです。

以下は、以前、大阪府吹田市の不動産鑑定評価を行ったときに地域要因の分析で記載した文章の一部です。

① 市区町村の概況
a.沿革
大阪府吹田市は、昭和15年4月1日旧吹田町、千里村、岸辺村、豊津村の一町三村が合併し市制を施行、昭和30年10月15日山田村を合併、その後隣接市との間で部分的編入出を行い、平成4年9月1日現市域が形成された。市域北部は樹枝状浸食谷の発達した標高20m~117mのなだらかな丘陵地、南部は神崎川や淀川のつくる標高10mほどの沖積低地により形成され、総面積36.11平方キロメートルである。なお、大阪府吹田市は大阪府知事の同意を得て、平成20年4月1日から景観法に基づく「景観行政団体」となった。

b.人口の状態
大阪府吹田市の人ロは市制施行以降、一部の期間を除きほぼ増加傾向で推移している。最近の傾向としては、人口はほぼ横這い、世帯数は微増で推移している。

c.交通施設の状態
大阪府吹田市域においては、JR東海道本線、阪急京都線・同千里線(両線とも地下鉄堺筋線と相互乗り入れ)、北大阪急行(地下鉄御堂筋線と相互乗り入れ)の各駅を軸として市内を阪急バスが、また隣接市域とは阪急バス、京阪バス、近鉄バス、JRバス等により連絡されている。他に平成2年6月1日に開業した大阪高速鉄道(モノレール)については、大阪モノレール線(大阪空港駅~門真市駅)が平成9年8月22日に全線開業し、国際文化公園都市線(万博記念公園駅~彩都西駅)は平成19年3月19日に開業している。彩都の東地区の整備状況を踏まえ、東センター駅(仮称)が整備予定。

d.道路整備の状態
大阪府吹田市内を貫通する主要道路は東西に中央環状線(中国自動車道併設)、南北に新御堂筋、北東から南西に名神高速道路、府道大阪高槻京都線がある。当市の道路の総延長、舗装率等は次の通りである(平成20年4月1日現在)。総数(2,694)577,282m(99.4%)、一般国道(2)8,988m(100%)、高速自動車道(近畿、中国、名神)12,126m(100%)、府道(主要地方道、一般府道計14)43,163m(100%)市道(2,675)513,005m(99.4%)。

e.供給処理施設の状態
上水道:給水所帯数154,294戸、給水人口351,651人、人口普及率99.9%
下水道:計画面積3,582.56ha、処理面積3,477.19(普及率97.0%)、処理人口(行政人口ベース)348,477人(普及率99.8%)
都市ガス:大阪ガスによる需要家総数(取付メーター数)162,044戸

f.商業施設の状態
JR及び私鉄の駅前を中心に商店街が形成されている。特にJR吹田駅前再開発事業の完了によりメロード吹田が平成8年3月に完成し、周辺商店街の整備も進んでいる。また、江坂地区では背後地の人口増につれて日常生活品の小売店舗や各種物販、飲食店舗等が増加し、歓楽街としての性格を強めている。平成17年3月にイオンのスーパーマーケット「マックスバリュー吹田千里丘店(売り場面積2,735平方メートル)」が、平成17年11月にJR岸辺駅前に平和堂の「フレンドマート岸辺店(売り場面積2,253平方メートル)」が、平成18年12月に「ジョーシン千里丘店(売り場面積2,859平方メートル)」がオープンした。

g.商圏及び顧客の状態
商業施設は日常生活用品を充足する小売店舗が主で、他地域をも商圏とする規模の施設は少ない。日常生活用品は駅前商店街等の近隣商業施設を利用しており、千里ニュータウン地区は千里中央、JR沿線地域はJR吹田駅前が中心商業地である。高額物件の購買は大阪都心部の商業地に依存しているものと見受けられる。大阪府商業統計調査(平成19年6月1日現在)では卸売業の事業所数1,171(H16年比(以下同じ)10.5%減)、年間販売額185,730,655万円(18.8%増)、小売業の事業所数1,894(9.0%減)、年間販売額29,476,197万円(2.5%減)となっている。

h.将来の動向・その他
【吹田操車場跡地再開発】吹田貨物ターミナル駅の建設、JR岸辺駅高架化、南北歩道橋の整備及び吹田東部拠点土地区画整理事業として住宅地・公園・医療拠点・教育文化拠点の整備が計画されている。なお、吹田貨物駅については、平成23年春開業予定である。
【千里南地区センター再整備】阪急南千里駅前の千里市民センタービルの建て替え、バスターミナルのロータリー化等を目的とする、吹田市を事業主体とした駅周辺の再整備事業が計画されている。(計画はとりまとめ済みであるが、完了時期は未定)
【(仮称)吹田千里丘計画】毎日放送千里丘放送センター跡地(約13ha)の大規模開発計画。住宅団地、高層マンション(最高60m)、大規模小売店舗(延床面積約11,800平方メートル)の建設が計画されている。(事業主体:大京・東京建物・関電不動産・新日鉄都市開発・長谷工コーポレーション)
【都市計画道路の供用開始】平成20年5月12日都市計画道路千里丘豊津線の朝日が丘町~原町3丁目(約1km)が開通した。当該都市計画道路約5,070mのうち、約2,890mの部分が開通したが、残りの約2,180mについては、現段階では事業化の予定は無いとの事である。
【その他の事業計画】千里丘駅周辺まちづくり事業(駅前踏切の歩行者専用化、バイパス道路の建設、駅前広場の整備)、JR吹田駅周辺地区都市再生計画(南側駅前広場のバリアフリー化)、山田駅前青少年拠点施設整備事業(駅東口に青少年活動・子育て支援、図書館、会議室等の公共施設を新設予定)


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