大阪市中央区の鑑定評価

大阪市中央区の不動産鑑定に精通した不動産鑑定士です。日本アプレイザルネットワーク株式会社は公益社団法人日本不動産鑑定士協会連合会の会員であり、大阪市中央区をはじめ全国の最新の取引事例、賃貸事例を収集することが可能です。
弊社は、不動産鑑定士としての専門性とネットワークをベースに、大阪市中央区をはじめ全国の不動産鑑定評価を得意としております。大阪市中央区の不動産定評価でご相談があれば、日本アプレイザルネットワーク株式会社まで、お気軽にお問い合わせ頂ければ幸いです。

以下は、以前、大阪市中央区の不動産鑑定評価を行ったときに地域要因の分析で記載した文章の一部です。

① 市区町村の概況
a 沿革
大阪市中央区は、大阪市の中央部に位置し、平成元年2月に東区及び南区の合併により誕生した。区域は、東西、南北とも約3.3km、総面積約8.88k㎡を有する。地勢は上町台地が横たわる東側がやや高く、中央部ではほぼ平坦である。北区との境をなす土佐堀川(大川)ほか、道頓堀川、東西横堀川等の河川が区内を縦横に流れる。街路、街区は整然としており、区内には淀屋橋、本町、心斎橋、難波などの商業拠点が集中しており、御堂筋、堺筋沿道には日本有数の企業、金融機関等が建ち並び、大阪の商業中心を形成している。

b 人口の状態
大阪市中央区における総人口は平成10年頃から増加しており、マンション供給が増えたこともあり、世帯数も増加傾向にある。

c 交通施設の状態
大阪市中央区内には市営地下鉄ほか京阪電鉄、南海電鉄、近畿日本鉄道、JR西日本の鉄道4社が乗り入れ、非常に高度に発達した鉄道網を形成している。地下鉄は東西方向に(北から)中央線、長堀鶴見緑地線、千日前線、南北方向に(西から)御堂筋線、堺筋線、谷町線の計6路線が通じ、区内に計26駅を置く。淀屋橋を起点に京阪電鉄本線、難波を起点に近鉄奈良線、南海電鉄本線、高野線が伸び、区の東端部にJR大阪環状線が走る。また幹線街路には市営バス路線網も発達している。

d 道路整備の状態
大阪市中央区内の主要幹線街路は、「筋」で呼ばれる南北幹線と「通」で呼ばれる東西幹線に大別できる。南北幹線には西から御堂筋、堺筋、松屋町筋、谷町筋、上町筋及び玉造筋が、東西幹線には北から土佐堀通、本町通、中央大通、長堀通、千日前通などがある。また、高速道路網も阪神高速道路環状線を中心に高度に発達し、上記各幹線とも連絡する出入口が各所に配置されている。

e 商業施設の状態
大阪市中央区は、御堂筋沿いの淀屋橋から本町にかけて大手企業、金融機関等のビルが建ち並ぶ一方、長堀通以南、難波までの間には百貨店やホテルなど繁華性の極めて高い店舗が集積している。また、御堂筋の背後地域にも心斎橋筋、戎橋筋、千日前を中心とする商店街、道頓堀周辺の飲食歓楽街、若者向きの店舗で賑わうアメリカ村、南船場の商業地域が形成される。
その他、御堂筋背後地域の規模のある敷地には、ビジネスホテル、マンションの建設計画も散見されるなど、オフィス以外の用途進出も見られる状況となっている。

   

g 将来動向その他
大阪市中央区は、商業施設の高度な集積と発達した道路交通網による優れた都市機能を有し、北区等とともに大阪の中心地を形成している。近時では、南西部の湊町地区(浪速区内)の地区計画など、周縁部での動きが活発化するとともに、都市再生特別措置法により大阪駅周辺・中之島・御堂筋周辺の485haが緊急整備地域に指定された。
そうした中、オフィス街においては、ハイグレードビルなどを主体に、空室率の上昇傾向はややテンポを落とす感も見られる。また、ファンドによる投資物件ないしオフバランスのための証券化物件の取引も御堂筋付近で見られ、ビルグレードを維持向上させるニーズの高まりが強くなっている。また、ビル跡地や遊休地などを活用したマンション供給は増加しており、将来的には都市型居住の一層の定着とともに、新たな地域性の形成による活性化が図られる可能性が考えられる。


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