大阪市住之江区の鑑定評価

大阪市住之江区の不動産鑑定に精通した不動産鑑定士です。日本アプレイザルネットワーク株式会社は公益社団法人日本不動産鑑定士協会連合会の会員であり、大阪市住之江区をはじめ全国の最新の取引事例、賃貸事例を収集することが可能です。
弊社は、不動産鑑定士としての専門性とネットワークをベースに、大阪市住之江区をはじめ全国の不動産鑑定評価を得意としております。大阪市住之江区の不動産定評価でご相談があれば、日本アプレイザルネットワーク株式会社まで、お気軽にお問い合わせ頂ければ幸いです。

以下は、以前、大阪市住之江区の不動産鑑定評価を行ったときに地域要因の分析で記載した文章の一部です。

① 市区町村の概況
a.沿革
大阪市住之江区は昭和49年に旧住吉区の分区により創設された区で、大阪市の南西部に位置する。北は大正区と西成区に、東は住吉区に、南は大和川を隔てて堺市に隣接し、西は大阪港にひらけている。区の東部は概ね住宅地域、中部は工業・貯木場地区として特色ある地域を形成、西部は大阪南港を中心に主に臨海工業地域であるが、住宅地(南港ポートタウン)やインテックス大阪、アジア太平洋トレードセンター(ATC)などの施設もあり、まちづくりがすすめられてきた。

b.人口の状態
大阪市住之江区は、昭和50年から同60年までの10年間で人口・世帯数ともに著しく増加し、平成元年頃にピークとなる。その後人口は減少、世帯数はほぼ横ばい傾向が続いている。南港南部(コスモスクエア駅周辺)でマンション建築が盛んであるが、その反面転出者も多く、人口増には結びついていない。

c.交通施設の状態
大阪市住之江区の東部には南海電鉄本線・阪堺電軌阪堺線が南北方向に、ほぼ中央部には地下鉄四つ橋線が走っており、市内都心部へのアクセスは比較的良好である。また、西部には地下鉄四つ橋線住之江公園駅から南港ポートタウン線が走り、コスモスクエア駅で地下鉄中央線につながっている。その他、市営バスが区内を縦断に走っている。

d.道路整備の状態
大阪市住之江区の主要幹線道路として国道26号・新なにわ筋が南北方向に、南港通・住之江通が東西方向に走っている。また当区東部には阪神高速15号堺線の住之江出入口が、西部には阪神高速4号湾岸線南港南出入口、南港北出入口がある。

e.供給処理施設の状態
上水道・公共下水道は大阪市住之江区内全域に普及している。都市ガスは平林地区の一部と大阪南港の一部を除き普及している。

f.商業施設の状態
大阪市住之江区内には粉浜商店街、安立商店街、加賀屋地区の商店街等の小売店舗を中心とした商業地、国道26号線沿い、南港通沿い、住之江通沿いには路線商業地が形成されている。その他に、大阪南港のアジア太平洋トレードセンター(ATC)、または北加賀屋1丁目、御崎1・2丁目等に小売店舗の集まりが見られる。

g.商圏及び顧客の状態
小売店舗中心の商店街は、背後住宅に居住する近隣住民を対象としており、商圏は極めて狭く、自動車交通の便の良いロードサイド商業地に押され衰退傾向にある。しかし、そのロードサイド店舗も区内及びその近辺のみの商圏である。南港のATCも商圏は広いが集客力としてはあまり高くない。

h.将来の動向・その他
大阪市住之江区湾岸部の工業地域は、フェリー埠頭やコンテナ埠頭などの港湾施設が充実していること、幹線道路が整備され、阪神高速などの出入口も近いことから水陸両面の便が良く、工業地として立地条件に恵まれているため、工場のほか物流センターが集積している。コスモスクエア駅周辺では、住宅建設が可能となったことから分譲高層マンションがみられる。
平成22年8月に阪神港が西の国際ハブ港として国際コンテナ戦略港に選定された。日本の港湾は、東アジア諸港の台頭により、国際競争力が低下しており、集荷機能の強化、産業の立地促進を図り、日本の成長戦略に寄与することを目指している。


大阪市住之江区の不動産鑑定評価については、弊社までお気軽にご連絡下さい。

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