大阪市住吉区の鑑定評価

大阪市住吉区の不動産鑑定に精通した不動産鑑定士です。日本アプレイザルネットワーク株式会社は公益社団法人日本不動産鑑定士協会連合会の会員であり、大阪市住吉区をはじめ全国の最新の取引事例、賃貸事例を収集することが可能です。
弊社は、不動産鑑定士としての専門性とネットワークをベースに、大阪市住吉区をはじめ全国の不動産鑑定評価を得意としております。大阪市住吉区の不動産定評価でご相談があれば、日本アプレイザルネットワーク株式会社まで、お気軽にお問い合わせ頂ければ幸いです。

以下は、以前、大阪市住吉区の不動産鑑定評価を行ったときに地域要因の分析で記載した文章の一部です。

① 市区町村の概況
a.沿革
大阪市住吉区は大阪市の南端部に位置し、面積9.34k㎡を有する区にて、上町台地と我孫子台地の二つの丘陵から成る高台地区にあり、大和川を隔てて堺市に接している。大正14年大阪市に編入後は、土地区画整理事業の進渉、南北交通の至便さと閑静な住環境のため、大阪南部の快適な住宅地として発展し、戦後も各種公営住宅の建設が進められ、区域全域が住宅地区となり、これに付随する商業地域も集積し、昭和49年、住之江区の分区を経て現在に至っている。

b.人口の状態
大阪市住吉区は、昭和49年の分区直後の昭和50年国勢調査では、当区の人口は182,059人(世帯数:62,846世帯)であったが、以後減少を続け、他地区と同様に少子化傾向に認められる。

c.交通施設の状態
大阪市住吉区内の交通機関は東から地下鉄御堂筋線(2駅)、JR阪和線(3駅)、南海高野線(4駅)、阪堺電軌上町線(5駅)、同阪堺線(6駅)といずれも難波、天王寺等の各ターミナルと結ばれており、南北方向の交通の便は良好である。しかし、東西方向では市バスがその都市交通網を補うも利便性に劣る。南港通り、長居公園通りにおいて通勤時間帯には鉄道が平面交差のため、交通渋滞が多い。

d.道路整備の状態
大阪市住吉区の主要幹線道路は南北方向では東側から「天王寺吾彦線(あびこ筋)」、・「長柄堺線(あべの筋)」が、東西方向では北側から「柴谷平野線(南港通り)」・「喜連敷津線(長居公園通り)」が走り、当区の道路網の骨格を形成している。また都市計画道路大和川北岸線は、当区内の区間はほぼ完成し供用されている。その他の道路系統は概ね良好であるが、南海高野線と南海本線とで囲まれた地域等古くからの住宅地では、狭隘で屈曲の道路も多い。

e.供給処理施設の状態
上水道・公共下水道・都市ガスともに区内全域に供給されている。

f.商業施設の状態
大阪市住吉区内の商業施設は、鉄道各駅前に小売商店街が10ヶ所程度形成されており、規模・販売額等から地下鉄「あびこ」駅周辺の商業地(地下鉄あびこ商店街等)が他を圧倒し、次いで地下鉄及びJR「長居」駅周辺の商業地(地下鉄長居商店会等)、JR「我孫子町」駅周辺の商業地(我孫子町商店会等)である。その他、ライフ、イズミヤ、食品スーパー等が点在している。

g.商圏及び顧客の状態
大阪市住吉区の各商業施設は、住宅地域に付随する商店街となっているため、日用必需品の購買が中心であり、スーパーを除いて客層も徒歩圏内に限られ、商圏は狭い。また高級品等は市内中心部の百貨店・専門店に依存されている。

h.将来の動向・その他
大阪市住吉区は都心に直結する利便性により、古くから住宅区として発展し、北部帝塚山周辺を除いては、中小規模一般住宅や中高層マンション、連棟式住宅等が混在する住宅地であり、これを反映して、住宅地に付随する小売業が多い反面、製造工場等は少なく、幹線道路沿いには沿道サービス店舗の進出の他、マンション等の高度利用も見られる。帝塚山周辺は、著名度と稀少価値の高い市内で有数の閑静な高級住宅地を形成し、近時は概して細分化、中層化の傾向にある。
将来的には、JR阪和線の連続立体交差事業が平成18年春に完成予定(上り線は平成16年10月に完成)であり、道路交通の円滑化とともに地域分析の解消による発展が期待される。


大阪市住吉区の不動産鑑定評価については、弊社までお気軽にご連絡下さい。

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