大阪市天王寺区の鑑定評価
大阪市天王寺区の不動産鑑定に精通した不動産鑑定士です。日本アプレイザルネットワーク株式会社は公益社団法人日本不動産鑑定士協会連合会の会員であり、大阪市天王寺区をはじめ全国の最新の取引事例、賃貸事例を収集することが可能です。
弊社は、不動産鑑定士としての専門性とネットワークをベースに、大阪市天王寺区をはじめ全国の不動産鑑定評価を得意としております。大阪市天王寺区の不動産定評価でご相談があれば、日本アプレイザルネットワーク株式会社まで、お気軽にお問い合わせ頂ければ幸いです。
以下は、以前、大阪市天王寺区の不動産鑑定評価を行ったときに地域要因の分析で記載した文章の一部です。
① 市区町村の概況
a．沿革
大阪市天王寺区は大阪市のほぼ中央部の南寄りに位置し、上町台地に広がる面積4.8k㎡の市街地であり、大正14年南区より分区して誕生した。区内には四天王寺を始めとして約200余の社寺のほか神社仏閣、名所旧跡も多い。更に図書館、美術館、動物園など文化施設に加え、約70の学校があり、信仰、文教の街としての性格を有している。
b．人口の状態
大阪市天王寺区は、近年、人口・世帯数ともに増加傾向にある。
c．交通施設の状態
大阪市天王寺区内には近鉄大阪上本町駅とＪＲ天王寺駅との両ターミナル、そしてＪＲ天王寺駅に隣接して近鉄大阪阿倍野橋駅ターミナルがある。また、西九条駅から大阪難波駅を結ぶ「阪神なんば線」が2009年3月に開通した。当該事業の完成により、大阪難波駅を介して阪神と近鉄の相互直通運転がなされ、阪神間からの誘客が期待されているものの現時点では大きな変化は見られない。
d．道路整備の状態
大阪市天王寺区内の大半は土地区画整理事業により整然とした街区が形成され、舗装等の道路整備の状態も良好である。市内主要幹線街路である谷町筋、千日前筋、上町筋、長堀筋、玉造筋、国道25号が通るほか、難波片江線等の都市計画道路の事業化が進められている。
e．供給処理施設の状態
大阪市天王寺区内の上水道、都市ガスの普及率は100％であり、下水道も全域が処理区域である。
f．商業施設の状態
大阪市天王寺区には、所謂オフィス街を形成している地区はない。また、当区の代表的な商業地域はターミナル駅に大規模商業施設が存するＪＲ天王寺駅及び近鉄大阪上本町駅周辺となる。天王寺区内の商業施設としてＪＲ天王寺駅上等に「ステーションプラザてんのうじ」「天王寺MiO」があり、近鉄大阪上本町駅上等に「近鉄百貨店上本町店」「上本町YUFURA」がある。2014年春には「あべのハルカス」が開業した。今後は、商業施設の集積度の高まりから商業地域としての波及効果が期待されている。
g．商圏及び顧客の状態
大阪市天王寺区は、各鉄道ターミナルを有するため、その沿線住民が主として顧客となっている。但しその商圏に比し顧客滞留率が低い。これは、天王寺駅、大阪上本町駅とも乗り換え客がその大半を占めているということに起因している。
h．将来の動向・その他
大阪市天王寺区は旧来より優良な住環境を有する区域として知られており、その後の発展の中で良好な生活利便性を有するに至った。このような利便性及び教育文化の充実度を反映し、区内の一部地域においては大規模画地について超高層タワーマンション等の建設が進み、従来の低層利用形態から中高層利用形態へと高度利用への道をたどっている。商業地域としては大型商業施設もみられるが、外延的拡がりに欠けるため、顧客流入で劣り、キタ、ミナミに次ぐ3番目のポジションに位置している。
大阪市天王寺区の不動産鑑定評価については、弊社までお気軽にご連絡下さい。
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